2010年11月21日日曜日

しんどい農作業

自然の家での仕事は週2~3日ていどでしたが、さすがにこれだけの規模での農作業というのは大変でした。

なにも出荷が目的ではなく、自然教育のための田や畑ですから基本的にはのんびりとした雰囲気でやっているのですが、体力のなさをあらためて知らされました。
山の斜面にもあちこち畑があるので、車が入らない場所には猫車(一輪車のこと)に肥料袋を載せて運ぶのですが、これが重くて上がらない。

そして一番しんどかったのが堆肥の切り返しというやつで、ひと夏に刈った草の山に土とEM菌などの発酵資材(家でやっていたのはこれの簡易版)を混ぜて、毎回山をフォークで掻いて天地返しします。
これを繰り返していると発酵が進んで次第に山が小さくなっていき、最後は本当に土の塊になってしまったところで田んぼに入れました。
慣れもあるんでしょうが、年下の職員がてきぱきと作業をこなすそばで情けないほど体が動いてくれません。

はたまたイノシシよけのフェンス作りで竹を割らされて不慣れなナタなど振るってみたり、耕運機を誤って畔に倒してガソリンを田んぼに撒いてしまったこともありました(ごく少量でしたが)。

まあそれでも心地よい疲労感のなかで夕日を眺めたり、作業の合間に棗(なつめ)の実をつまんだり、栗拾いをしたり、と深まりゆく山の秋を満喫できて最高でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿