2010年11月12日金曜日

100円市

いま田舎は農家直売のいわゆる100円市が熱い。

実際は100円以上の商品もあるが、中には100円以下で、「え、なんで?これで利益出るの?」と思わず言いたくなるものまである。
そこで売り子=生産者のおばちゃんに聞いてみると、「ええの、ええの、市場には出せんもんじゃから」という答えが返ってくる。
かと言ってそれほど見栄えの悪いわけでもなく、鮮度が落ちるということもないだろう。
その基準がいまだ判然としないが、まあ要するに「余ったから一応100円ということでお分けします」くらいの感覚なのではないか。

家族がこちらに移って以来、とくに母がこの直売所のファンである。
何人かとは顔見知りらしく、「この前のかぼちゃはイマイチだった」とか、「〇〇のごぼうが入ったらとっておいてほしい」などというリクエストにも気軽に答えてくれるらしい。
この農家の人とのコミュニケーションがいい。
野菜やお米の出来など教えてもらい、こちらはズッキーニ(まだ未開の野菜らしい)の調理法を教えたりする。

熱いファンがいる一方で、まだまだこれを知らない人も多いらしい。
知っていても利用しないのか、まあスーパーほど品揃え豊富というわけではないからね。
知る人ぞ知るというほどでもないが、それほど大繁盛もしないままのほうが自然かもと思ったりもする。

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