2011年1月19日水曜日

季節の移ろい

東京を離れて地方へ移ってから、季節ごとの草木の移り変わりが気になるようになりました。

もちろん東京の街も木々は豊富なのですが、年のせいもあってか、そういうことに心が向くようになったようです。

下田では、もう1月から水仙が香り始めます。
そして菜の花コブシ木蓮レンギョウ
街の桜から少し遅れて、山のあちらこちらに山桜が色づいています。
桜が散り終わるといつの間にかハナミズキが咲き、新緑の頃からはツツジがしばらく続きます。
我が家の庭のアジサイは咲いたり咲かなかったり気まぐれですが、土の酸性度によって色づきが変わるそうです。


タチアオイが伸びているのを見ると夏が近いのを感じます。
庭のジャスミンは雨の後、そしてなぜか夜にいっせいに匂い立ちます。
夏の庭にはほかにもノウゼンカズラのオレンジ、芙蓉(ふよう)のピンクと色とりどりです。


木槿(むくげ)の木、とくに八重咲きの花が好きです。
葵(あおい)の花(むくげもアオイの仲間です)になぜか魅かれます。


彼岸の頃には田んぼのまわりに彼岸花の赤が点々と見えています。
イチョウの並木が色づき、拾いきれない銀杏の実は通学の高校生に嫌われます。
やはり匂いで気づかされるのがキンモクセイ
イチョウの黄色は紅葉の山の中でひときわ目につきます。

冬の庭、山茶花(さざんか)の花は散るのに、椿はなぜか斬首のごとくポトリと花を落とします。
ツワブキの黄色の花も寒い庭の彩りです。

なんだかダラダラと、庭を見ていれば当たり前の景色を書き連ねてしまいました。
でも田舎に来て、木や花の名前をずいぶん覚えたものです。

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