2011年5月18日水曜日

けっして浄化されない

原発事故が起きた福島県の隣県で、家庭菜園で自然農法を志す一市民が健気な努力をしている。
http://youtu.be/taYvTIcZuu8

コメントなどを見ても、やはり放射性物質は完全な除去が不可能であることがわかる。

これまではたとえ化学物質による汚染であっても、いずれ自然に還ることで何とか解決が図れた。
(とはいえ生物濃縮等で長期間残留し相当の被害をもたらすが)
とりあえず水に流すというやり方で何とか処理してきた。

ところが今回は水に流すと下水が汚染され、やがては海に流れて海洋汚染となる。
だから放射性物質を浴びたものはことごとく隔離され、慎重に保管されるより他に手がない。
気持ちの悪いものが溜まる一方で、そのうち置き場所にも困ることになる。


いくら有機だ、自然農だと言ったって、もうこれにはかなわない。
レベルが違う話だ。
この汚いモノが付いた土はいくら頑張っても、EMだろうがバクテリアだろうが、けっして浄化できない
土を取り去るより他ない。
汚染された表土だけ除去すればいいらしいが、高濃度の放射性物質はまだ浮遊しているので今後も油断できない。
土作りなど空しいことだ。


聞くところによれば東京あたりからの移住者が一番多いのが福島県らしい。
定年退職後、のんびりと田舎で土いじりというところだろうが、もうそれも危なくてできない。

こんなのんきなブログを書くことも馬鹿馬鹿しくてできないだろう。

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