なんとあの鼓童がこのたび周防大島でコンサートやるというので久々に見に出かけた。
1981年の鼓童の結成に大島出身の民俗学者宮本常一氏が関わっていたとのことで、その没後30年追悼公演、鼓童にしては格安の料金で見ることができた。
以前東京で見た時は渋谷の街中、ハイソなホールで料金も1万円ほど、一種のブランド感覚があったのだが、今回はある意味彼らの地元佐渡に似た島の素朴な雰囲気の中での公演であった。
見に来る客も島のじいちゃん、ばあちゃんらが公民館での寄り合いムードで(言い過ぎか)三々五々集まり、会場内でも知り合い同士が声掛け合って。
司会のぎこちないMCと演奏前の関係者あいさつなど、いかにもの進行状況の後、始まったパフォーマンスはそうそう、あの鼓童そのもの、場所は違えど変わらぬクオリティに再度圧倒された。
太鼓と聞いて祭りのお囃子を想像して来たかも知れぬじじばばが度肝を抜かれたのがはっきりと伝わった。
しかしさすがに伝統音楽、素朴な島民にはむしろ都会のオーディエンス以上に血に訴えるものがあるのか、ナチュラルなバイブレーション(日本語で表現しろよ)で反応している。
しばらくクラシックのコンサートばかりだったので、聴衆の反応がこれほどまで違うものかとハッキリわかった。
まさに体を張っての演奏に体で応える聴衆。
いなかならではのなかなかいい体験をした夜だった。
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えぇー!?
返信削除勝手に勘違いしていましたが、taotaoさんて
てっきり、和太鼓集団『TAO』からネームとってるのかと思いました(汗)
鼓童なんですね。
どっちも味があって、胸の奥にドンドン訴える力は言葉にできませんよね。
“どっちも”・・・?
はい。私、TAOが大好きです。
コメントありがとうございます!
返信削除TAOはまだ見たことがありませんが、山口には何度も来ているみたいですね。鼓童ばかりが太鼓ではないので、こんどはTAO行ってみようかな。
taoは私の本名由来の“道”と、道教の“道”の意味にも通じています。パン好きでパンダも好きです。