2011年9月14日水曜日

やっぱりパンが好き②

日本マクドナルド初代社長、藤田 田(でん)氏の生前の言。
「幼い頃に馴染んだ味がその人の一生の味覚を左右する(だからマックのハンバーガーを刷り込もう、ひひひ)」

かくして私たち世代もみごとに学校給食によってパン食を刷り込まれてしまった。
この背景にあるのが、アメリカの余剰小麦輸出戦略、キッチンカーによる洋食普及運動、かの有名な「米を食べるとバカになる」etc,etc…。

その上、内外価格差もあいまって小麦の国内自給を放棄してしまったので、パン食を通じて日本人は食料の海外依存体質になり下がってしまった。
(もちろん小麦だけではない、大豆も日本人の大切な食料だったはずが、いまや国産大豆は貴重品だ。)

ようするにパンを食べるということは(今さらこんなこと言ってももうほとんど意味ないんだが)不自然なことだというのは一応自覚しておいたほうがいい。
日本の気候風土にそぐわない食うんぬんより何より私がキモチ悪いのは、一般国民が知らぬ間に明らかな意図をもって食の塗り替え、刷り込みが行われ、その食が、日本人の命の糧が他国に握られている現実だ。

われわれ日本人はもはや老若男女、日々パンなしでは生きていけない(とくにお年寄りは結構パンが好きだ)。
もうパンが好きで好きで、ブログで日々語らずにいられない中毒患者もたくさんいる。

このパン好きな日本人がモチモチ食感を好み、日本独特のもちもちパンが売れ(外国人は違和感を持つらしい)、ひいては米粉パンが登場、これもけっこうな評判で“ゴパン”なるご飯でパンが焼けるパン焼き器が売れに売れた、という非常に面白い展開に私は今ひそかに期待している。

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