あの地震があってから、もうそろそろ2ヶ月になる。
その前日、3月10日の日付でコンニャクの話など書いている。
震災後しばらくはさすがにショックでのんきに畑の話など書く気にはなれなかったが、いまだにそれは変わらない。
このブログは、15年ほど前に始めた畑のことを自分なりにまとめることで、現在に至る自分の拠り所を確認しておきたいという思いがあったが、たんなる思い出話ではなく、過去のエピソードにも今の自分の有り様が反映している。
(今書けば自然とそうなるだろう)
今回の震災以降、今までのトーンで畑やらの話を書けなくなってしまったのは明らかだ。
もちろん放射能汚染のことだ。
作家の辺見庸氏が震災後に、“絶望する能力”ということを言っていた。
絶望的な現実が明らかなときに、それから目をそらさずに正視することができるか、それに耐えてなお前に進むことができるか、といった意味だと思う。
今後の私たちは、まず正しく絶望することから始めなければならない。
(…かなり辺見調)
0 件のコメント:
コメントを投稿