2012年9月2日日曜日

再始動

このブログを始めたのは、菜園を中断しこれからの方向性を探っている時期だった。
書いてきた内容は過去の回想と反芻、記憶の整理の中から生まれてきた思索の展開。(拙い内容だが…)
そのうち土いじりとはまったく?かけ離れた展開になっていったが、思いつきのタイトル「東京を離れて」に自分自身が触発され、自分の“根っこ”を求める旅の様相を呈してきた。

そんな思索の旅も、ご縁のつながりでひとまず着地点を見出すことができたようである。
7月に移住を果たしたあこがれの周防大島の地にけっこう広大な一区画を借りられることになった。
土地は大島としてはごく当たり前にミカン畑だったらしいが、耕作困難となり木を撤去後約10年放置されており、こちらにとっては非常に理想的な状態でバトンタッチされたわけである。

重機で刈った雑草の山

敷地内には鬼太郎が住んでそうな廃屋も

そこでこの際思いきって自然農に挑んでみたいと思う。
幸いまわりにはその道の諸先輩方が揃っているので、彼らも巻き込んで実験農場にしてみたい。

自然農の畑からのおすそわけ
自然農一家のその後
秋生農園訪問
人生は暇つぶし

どこまで人の手を入れずにガマンできるか、ある意味ゼロからのスタートになる。

それなりの規模なので未経験の果樹などにも挑戦してみよう。
梅やあんず、ブルーベリー、それから大島で最近注目され始めたオリーブなど。

そして何より、現在築きつつある地域のコミュニティの一拠点となれば面白いと思っている。
コミュニティ作りにもいろいろあると思うが、自分はやはり食を基本としたつながりが第一と考えているので、この畑で長年のテーマである地域自給への第一歩をまず身近な仲間うちからじわじわと広めていきたい。
自然農のセオリーには反するかもしれぬが、生ゴミ処理なども大らかに受け入れていければ。


これまでひとり淡々と畑に向き合ってきた経験の何がしかが、これからここで活きてくれれば幸いである。
15年(正確には16年になる)、ようやく何かが動き始めた。

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